折紙アンテナ宇宙で開花

宇宙の神秘を科学で解明する若き着想
銀河の映像をスピーカーで流す

大内更紗さん (Grade 12 / 高校3年生)
大内絆吏さん(Grade 11 / 高校1年生)

 今回、私たちがチームの一員として作成したのは、Butterfly Nebulaという銀河の映像をスマートミラーに映し、銀河が可聴化された音をスピーカーで流すことができる作品です。この作品には映像と音を好きなタイミングでかけることができるアラーム機能が付いており、普段使いができるスマートミラーと合わせて日常的に宇宙に触れる機会を増やすことを目的として作成しました。この作品を作成するにあたって苦労した部分はいくつかありますが、アラーム機能を付けるプログラムの作成は特に苦労しました。作業中にエラーが発生して一つずつ作業ステップを確認したけれど原因が分からず最初からやり直したりもしましたし、学校や宿題、習い事などの合間を縫って作業する必要があったので、夜遅くまで作業して眠気におそわれることもありましたし、思うように作業が進まず苦労したことも多かったです。発表は、担当を決めてチームメンバー全員でパートごとに分けて発表したので、各パートのつなぎが悪くならないように、伝えたいメッセージが強調されて審査員に伝わるように、普段使わない英単語が正しく発音されて伝わるように時間が許す限り自分たちのパートを練習して臨みました。審査後にボストンローカル大会で一位として表彰された時には、苦労や努力が報われたと今までに感じたことのない喜びが込み上げてきて胸が熱くなったのは忘れられません。今回、「Python for Everybody Specialization」という大学が提供するプログラミングのオンラインコースを夏休みの間に受講、修了してハッカソンに臨みました。また、1年を通じて様々なハッカソンに積極的に参加し、自分たちのプログラミングの技術、知識を計画的に高め、それを今回のSpace Appsという大きな舞台で活かせたのは自信につながりました。Space Appsは約1年前から参加したいと考えていたハッカソンで、出場するという念願を果たせたのはもちろんのこと、今回このような結果を残すことができてとても嬉しく思います。また次のSpace Appsまでにレベルアップし、次回はよりレベルの高い事にチャレンジできればと考えています。

言葉=ハッカソン=ハッカソンとは、ソフトウェア開発分野のプログラマやグラフィックデザイナー、ユーザインタフェース設計者、プロジェクトマネージャらが集中的に作業をするソフトウェア関連プロジェクトのイベントである。個人ごとに作業する場合、班ごとに作業する場合、全体で一つの目標に作業する場合などがある。