ジャズピアニスト白崎彩子さん逝く

NY拠点に活躍

 ジャズピアニストの白崎彩子さんが11月29日がんのためニューヨークの自宅で亡くなった。享年52歳だった。5歳からクラシックピアノを始め、10歳になるとジャズピアノの演奏を父親から習った。東京都立芸術高等学校、東京藝術大学音楽学部ピアノ科卒。ジャズ奏者として活動していたが、本場のジャズを求めてニューヨークへ渡った。その後、マンハッタン音楽学校を卒業。当地で米国人と結婚し、2児の母親となったあとも音楽活動を続けていた。1995年に第1回ハイネケン・ジャズ・コンペティションピアノ部門第2位。2001年、マンハッタン音楽学校ジャズピアノ科修士課程を修了。2003年にアルバム「イグジスタンス(原題: EXISTENCE)」 でデビュー。白崎彩子ピアノトリオを結成し活動していた。