ジャパン・ソサエティー 新旧理事長交代を披露

 ジャパン・ソサエティー(JS)は3日夕、櫻井本篤理事長の退任とジョシュア・W・ウォーカー博士の新理事長就任を披露するレセプションを開いた。ウォーカー氏は、2009年からJS理事長を務めた櫻井さんに代わり2日付で第20代理事長に就任した。
 ウォーカー博士は地政学的リスク分析専門コンサルティング会社ユーラシア・グループの前グローバル戦略事業部長兼日本部長。2歳から18歳までを主に日本の札幌で過ごし、日米両国の文化・慣習に精通、プリンストン大学で政治学と公共政策における国際関係と安全保障を研究テーマに博士号を取得した。ユーラシア・グループ以前は、米国国務省や国防省を含む米国政府機関に勤務、米国大手戦略コミュニケーション会社APCOワールドワイドの世界戦略プログラム担当バイスプレジデントとして17年アスタナ国際博覧会(カザフスタン共和国)で米国パビリオン館長を務めた。国際関係、官民パートナーシップなどを専門にグローバルなビジネス外交分野での経験は20年以上にわたる。イェール大学国際問題ジャーナル創刊編集長で、トライリンガル(英語、日本語、トルコ語)。3期10年、理事長を務めた櫻井理事長が次世代に託した札幌育ちの38歳。見事な世代交代となった。

写真:ウォーカー新理事長(左)と櫻井前理事長 (写真・本紙 三浦良一)