救世軍、社会鍋

年末の風物詩

 社会鍋は救世軍(サルベーション・アーミー)がクリスマスシーズンに行っている街頭募金運動だ。生活に困窮している人々を支援するために行っている。三脚に吊るした鍋が目印で、日本では俳句の季語にもなっている年末の風物詩。募金を入れてもらうために設置する鉄鍋のこと自体も「社会鍋」と呼ばれている。社会鍋は全世界の救世軍で行われており、クリスマスシーズンに行われることから「クリスマス・ケトル(Christmas Kettle)」の名称で親しまれている。鈴の音と賑やなクリスマスソングで歳末ムードの引き立て役でもある。

(18日、五番街50丁目で、写真・三浦良一)