NY流のおもてなしにぴったり。ミッドタウンのシーフードレストラン

 今やニューヨークのマンハッタンを代表するステーキハウス、ベンジャミン・ステーキハウスが経営するシーフードレストランがイーストサイド、48丁目に店舗を構える「シーファイア・グリル」だ。日本人の口にも合うミッドタウン近辺でのおもてなしにぴったりのレストランだ。

 西海岸ワシントン州や東海岸マサチューセッツやカナダから毎日入荷するオイスターは一つ4ドル前後から。シーバス、ツナなどなんでもあるが、今回のお勧めは、2ポンドのメイン・ロブスターのクラブミートを詰めて焼いたブロイル(120ドル)=写真上=で、2人で食べてちょうどいいサイズだ。レモンとバターでいただくのがアメリカンスタイル。香ばしい味がたまらない。蛸のサラダ、スパニッシュ・オクトパスやいか墨のパスタもいい。

左から共同オーナーのベンジャミンさん、ベンさん、総支配人のビクターさん

 バーを含めて150席ある店内は上品な雰囲気で、商談・接待はもちろんロマンチック・ディナーの店としても最適な落ち着いた雰囲気。ランチタイムのプリフィクス(45ドル)のほか、週末夜のプリフィックスコースディナー(79ドル)もある。感謝祭には1人95ドルで伝統的な七面鳥料理も用意するという。

 同店は、なんといってもベンジャミンと同じ高品質で絶妙な旨さのステーキを食べることができるというのが、ほかのシーフードレストランにはマネのできない強みだ。共同オーナーのベンさんとベンジャミンさん、そしてプライム、ウエストチェスターを加えた4店舗を統括する総支配人のビクターさんの強い絆とアットホームなおもてなしでお客さんは絶対に虜になること請け合いだ。 (三浦)