米国で最も物価の高い所

1位マンハッタン

物価は倍、住居費4・8倍
民間調査機関全米平均比

 地域経済発展を調査する非営利機関カウンシル・フォー・コミュニティ・アンド・エコノミック・リサーチ(C2ER)はこのほど、米国主要都市の今年第1四半期の消費者物価指数を発表し、マンハッタンの物価は国内で最も高かったことが分かった。 

 同機関は国内271都市を対象に、今年1月1日〜3月31日の住居費、光熱費、食費、交通費、医療費、そのほかの生活日用品やサービスの価格を比較した。マンハッタンの物価は国内平均の倍以上222%と最高で、2位はホノルル(179%)、3位サンフランシスコ(169%)だった。 

 マンハッタンは特に、富裕層が多い一方、空き物件が限られているため、住居費は国内平均の4・8倍で、エンタメやアルコール類、服飾、食費も軒並み国内最高となっている。日本からの旅行者も、円安の影響も受けて、市内のレストランで食事をして「ラーメンと餃子を食べて日本円で6000円はないでしょう」と悲鳴をあげている。以下上位10位は、4位ブルックリン、5位カリフォルニア州オレンジ郡、6位ロサンゼルス(ロングビーチ)、7位ワシントンDC、8位ボストン、9位シアトル、10位サンディエゴで、NY市内では13位クイーンズ、15位ナッソー郡が上位にあがっている。