NY日本総領事館で伝達式
日本文化発信「ジャパンビレッジ」作る
ニューヨーク総領事の山野内勘二大使は9月28日、ニューヨークの日本食料品店サンライズマートの社長、好田忠夫氏(76)を在外公館長表彰し、その伝達式を大使公邸で行った。(写真:NY総領事の山野内大使から表彰される好田さん(左から2人目)。伝達式に列席した長男の卓矢さん(左端)と長女の絵里奈さん(右端))
好田氏は、ニューヨーク市内に4つの店舗を有する日本食料品店「サンライズマート」の社長として日本食・食文化の普及に貢献している。
2018年にオープンした「ジャパンビレッジ」を日本文化の発信拠点とするために尽力し、今年8月に日本文化を紹介する「夏祭り」を開催、7月から8月にかけてはコロナ禍で活躍の場を制限された在留邦人の音楽家に対してライブ会場の提供を通じ、活動再開を支援する事業(Re:Open JAM)を実施した。
また、パンデミックと闘う医療従事者や外出できない日系の高齢者に対するお弁当プロジェクトでは、1年間弁当供給を無償で行うなど日系社会を陰で支え、縁の下の力持ち的存在として大きく貢献した。
好田さんは「こういうことを期待してやっているわけではないが、評価されるのはとても嬉しい。日本人は集まらない傾向があるが、そろそろ仲間意識を持って日本文化を盛り上げていかないと国際結婚して生まれた2世、3世の子供たちに日本文化が伝わっていかない。ジャパンビレッジがその拠点になれば幸い」と喜びを語った。