メッツ本拠地で吉井理人氏が捕手
メッツの本拠地、シティ・フィールドで8月25日、日米野球交流150年を記念したイベントが行われ、ニューヨーク総領事の森美樹夫大使が始球式を行った。(写真上:日米野球交流150周年イベントの始球式で投球するNY総領事の森大使(8月25日午後6時50分、写真・三浦良一))
今回の始球式は、さる5月同球場で開催された「ジャパニーズヘリテージナイト」で予定された大使の始球式が球団側の段取りミスで実現しなかったことに対するお詫びの意味も込めて実現した。前回マウンドを譲らなかったメッツのシャーザー投手とも握手をして仲直り。高校時代はバスケット部だったという森大使、硬球をグラウンドで投げるのは前回に続く人生で2度目。始球式前は「緊張してます」と話していたが、捕手を務めた元メッツの選手でもある吉井理人・侍ジャパン投手コーチのミットに数バウンドで収まるボールを投げると、場内のファンから喝采を浴びた。
始球式後、大使は「気持ちよく投げられた」と笑顔で話し、日米野球交流150年については「米国から野球が日本に伝わり、最初は米国から選手が日本に来てプレーしたが、後半は日本から米国に来て大リーグで活躍する日本人選手が増えて、国と国というより国民と国民の交流を象徴しているような150年だと思う」と話した。