23年ぶり目視
マンハッタン上空で
2020年3月に発見された新彗星、ネオワイズ彗星(C/2020 F3)が現在見ごろを迎えている。肉眼で彗星が見えるのは1997年以来23年ぶり。
国立天文台の発表によると7月8日現在、明るさは1〜2等級で観測。この後ゆっくりと暗くなっていく。暗い場所での夜明けでしばらくは肉眼でも見える明るさだと予想。但し、マンハッタン上空ではビルの明かりなど光害が多く、写真では撮れるかもしれないが、肉眼ではほぼ見えない状況。実際マンハッタン上空で観測された情報をまとめると、 観測場所は晴れた北東の少し北側上空、時間帯は午前3時30分頃〜午前4時30分頃から夜明け前までの間。
米航空宇宙局(NASA)より、赤外線データと可視光画像を組み合わせた研究によると、特徴からこの彗星の直径は約5キロメートル、彗星の核がすすけた暗い粒子で覆われていると推測されている。
撮影場所はニュージャージー州ジャージーシティーの川沿いからミッドタウンに向かって撮影。撮影時刻は午前4時27分。(写真・植山慎太郎)