国際交流基金オンライン映画祭

日本映画を無料配信

6月4日から

 国際交流基金は、日本映画の魅力を海外へ発信するプロジェクト「JFF(Japanese Film Festival)」の一環として6月4日(火)午後11時から7月2日(火)まで「オンライン日本映画祭2024(JAPANESE FILM FESTIVAL ONLINE 2024)」を4週間にわたり開催する。3回目の開催となる「オンライン日本映画祭2024」は、過去最多となる27の国・地域で実施される予定だ。海外での視聴は無料。

 映画作品は、2021年に日本で劇場公開され、若者を中心に大ヒットを記録した『花束みたいな恋をした』や、SNSを中心に口コミが広がり今秋にはシリーズ3作目の公開も決定している『ベイビーわるきゅーれ』など、話題作が多数ラインナップされている。さらに、日本の食文化を知ることができる『劇場版おいしい給食卒業』、『土を喰らう十二ヵ月』、アニメーションでは世界の名匠手塚治虫原作で、今回が4K修復版のワールドプレミアとなる『ジャングル大帝劇場版』など、バラエティに富んだ作品を楽しめる。

 今回初めての試みとして、ドラマ作品の配信も決定した。大きな夢を胸に全力で働く人の姿を描き、放映時日本でも大きな注目を集めた『下町ロケット』と『陸王』の2作を全話配信する。「今回のラインナップでは、コロナ禍を経た日本の世相を反映し、世界中の視聴者の心に響く作品を厳選している。また『ゴジラ-1.0』や『君たちはどう生きるか』のアカデミー賞受賞を追い風に、日本コンテンツの海外市場開拓の一助となるよう過去最大の国・地域、言語で配信する。」

「JFF+」公式YouTubeチャンネルでは、フェスティバルのプロモーション動画や、監督メッセージ動画も公開中だ。さらに映画祭期間中には、作品配信だけでなく、世界各国でさまざまなイベントも実施する(詳細は後日映画祭ウェブサイトで発表される。)

(写真)『花束みたいな恋をした』