NY日本短編映画祭 16作品を上映

 今年で8年目を迎える「日本」をテーマにしたインディペンデント短編映画祭、ニューヨーク・ジャパン・シネフェスト(NYCJF、共催・マークリエーション)が6月5日(水)と6日(木)、アジアソサエティー(パーク街725番地、70丁目)で開催される。短編映画16作品を2日に分けて上映する。
 今年は「ダイバーシティー(多様性)」をテーマに、アニメ、ドキュメンタリー、ドラマ、実験、音楽と幅広いカテゴリーから作品が選ばれた。「カメラを止めるな!」でヒット作品を生んだ上田慎一郎監督の「正装戦士スーツレンジャー」、日系人強制収容所をテーマにした「ミニドカ」(西倉めぐみ監督)、人情ドラマ「オフク」、山伏にスポットを当てたドキュメンタリー「マウンテン・モンクス」など、バラエティに富んだ作品が並ぶ。
 6日は「オフク」主演のオフク、「ミニドカ」の西倉めぐみ監督、7日は「ミスユーラブ」主演のリエ、「オーロラズ・オーラ」主演の大江梓美舞台挨拶が予定されている。
 NYCJFはニューヨークを拠点に活動する3人の日本人、鈴木やす(俳優・映画監督)、古川康介(映像作家)、河野洋(イベント・音楽プロデューサー、マークリエーション代表)が2012年に設立。15年シーズンはボストン、ワシントンDC、ヒューストン、ボルチモアと日米13都市で開催し、日本の映画祭(新人監督映画祭、あいち国際女性映画祭、ショートショートフィルムフェスティバル、札幌国際短編映画祭、門真国際映画祭)とのコラボレーションも行っている。8年目の今年もニューヨークのプレミアを皮切りに開催都市を増やし、サンフランシスコ、ワシントンDC、東京などを含む15都市以上での開催が予定されている。
 入場料は一般12ドル、シニア・学生10ドル、会員8ドル。チケットは窓口、またはオンラインで購入できる。詳細はウェブサイトhttps://asiasociety.orgを参照。