
都市交通局(MTA)は2日、1979年以来、約50年ぶりに更新した地下鉄路線マップを公表した。新バージョンは、1972年にNYシティ・トランジット・オーソリティ(NYCTA)が発行したカラーのダイアグラムを参考にしながら「読みやすく鮮明で、はっきりした規則的な方法」で路線の必須情報を簡素化した。同局のクリエイティブ・サービス地図作製部は、地下鉄路線が画面でも目で追いやすいようにあえて太い直線を採用し、視覚障害者や認知障害者が把握しやすいように背景は白、駅は黒いドットにした。
また、改札を出ても追加料金なく乗り換えができるハブ駅などのアクセス方法、乗り換え、安全性に関する情報も増やし、MTAのウェブサイトにつながるQRコードも掲載。新マップはすでに駅のデジタルスクリーンに掲示されており、R211貫通路式車両にも近く表示される。物理的な路線図は今後徐々に新バージョンに交換されるが、MTAのウェブサイトhttps://www.mta.info/mapsでは新旧共にダウンロードできる。