五番街のアップルストア
従業員、衣服ビニールに包む
五番街にあるアップルストアで12日、トコジラミ(ベッドバグ、南京虫)が管理職の部屋でも発見され、経営側から従業員はロッカーなどの持ち物をプラスチック製品で二重にするように命じられた。これまでにも数度発見され駆除処理がなされているが、再び発見されたことで従業員たちに不安が広がっている。
店員によれば、この問題は1か月ほど前に2階のテーブル席でトコジラミが発見されたことから始まった。会社は業者を呼び駆除処理を行い、10日ほどして問題はないと伝えていた。しかしそれから1週間後、従業員の服の上で動いているトコジラミが発見された。その様子はビデオで撮影されており、再び経営側は業者を呼び駆除処理を行った。店は24時間営業だが「水漏れ」を理由に夜中に店舗を6時間閉鎖しての駆除したが、解決はしていなかったようだ。
店員によれば24時間営業の店のためホームレスがしばしば入店するという。最初にトコジラミが発見された席はホームレスが座っていたところで、ホームレスが持ち込んだと見られる。その後のものは最初のものが残っていたからなのか、新たに持ち込まれたものなのかは不明。
トコジラミは吸血性の寄生昆虫で刺されると激しいかゆみに襲われる。燻煙剤などが効きにくく、また薬品への耐性を持つものがあり、ダニやシラミに比べ駆除が難しいといわれる。