来米中の落語家で女流紙切り師の三遊亭絵馬さんが紙切りの実演でニューヨーカーや在米邦人、日系人を楽しませている。
2月23日にはNY日系人会の敬老会を訪問、「神業」のような「紙技」を披露した。
(写真提供・NY日系ライオンズクラブ)
紙切りワークショップ
NY育英学園で
ニューヨーク育英学園全日制部門(ニュージャージー州イングルウッドクリフス、岡本徹学園長)では、2月24日(金)に幼児部と小学部の両方で、落語家で女流紙切り師の三遊亭絵馬さんによる紙切りワークショップが実施された。
午前中に行われた幼児部年長組では、白の着物姿で艶やかな講師の登場に、子供たちは興味津々。「おはようございます。」と元気に挨拶をした後は、早速始まった絵馬さんによる紙切りのパフォーマンスに釘付けになっていた。黒い一枚の紙が絵馬さんによって切り進められ、あっという間に「うさぎ」の形になったのをみて、「すごい!」「ぼくもやりたい!!」と目を輝かせた。
午後は体育室に小学部が1年生から6年生まで集まり、実演とプロジェクターに映し出された映像をじっくり見ながら切り紙を楽しんだ。パフォーマンスの披露では、落語家ならではの口上で音楽に乗せた面白い話を混ぜながら、完成度の高い「まりつきをしている二人」のような日本の伝統的な絵柄、子供たちのリクエストに応じて複数のキャラクターなどを次々と切り出していた。どんな絵柄をリクエストしてもあっという間に仕上げるプロフェッショナルな技に、子供たちからはため息にも似た感動の声が上がっていた。
新ホールで敬老会!
NY日系人会
NY日系人会は2月23日ひな祭り敬老会を開催し、60人が参加した。5階に引っ越してから8か月ぶりの自前ホールでの敬老会とあって、参加者はアットホームな雰囲気の中でBentOnのお弁当や三遊亭絵馬の紙切り、イワキ・バンドの演奏を楽しんだ。当日は会場に来られない在宅のメンバー50人にもボランテイアがお弁当を届けた。