ザ・着物美 和装堂々  NYファッション・ウイーク

新潟県の大嶋屋呉服店
和服の芸術世界にアピール


 ニューヨーク・ファッション・ウイークの8日、マンハッタンのアッパーウエストサイドの教会で、アジア系ファッションデザイナーのショーが開催された。日本からは、新潟県で江戸時代の1819年に創業した老舗呉服店、有限会社大嶋屋呉服店(新潟県五泉市)が参加した。同店の海外での披露は、マレーシア、パリに続いて今回が3回目。日本の着物そのものをNYファッションウイークのランウェイにかける試みは同イベントでも出色の異例の試み。折しもエミー賞やグラミー賞を受賞した日本の「SHOGUN」が、吹き替えなしの日本語で全編を通したように、もはやJAPANそのものがブランドとなっている。純粋な着物5着と、新品の反物からデザインしたドレスも披露(11面に関連記事)した。マネージング・ディレクターの大嶋美樹子さんは「着物の魅力を世界の人に発信できれば嬉しい」と語った。