1月25日脳腫瘍のためニューヨーク市内マンハッタンの自宅で64歳で死去した村瀬裕子さんを偲ぶ会が生前に裕子さんが理事を務めていたイサム・ノグチ美術館で6日、しめやかに開催された。当日は村瀬さんの知人、友人、役員を務めていた日米のさまざまな団体から460人余りの参列者が集まった。
(写真上)参列者の前で挨拶する夫の村瀬悟氏(Photo: Daphne Youree)
夫で弁護士の村瀬悟さんが「皆様のお陰で村瀬裕子は楽しい人生を送ることができました。深く感謝いたします」と挨拶した。弔問、香典は同美術館への寄付として多様性のある子供達への教育基金を設立することを発表した。美術館への寄付金総額は7万ドルに現在及んでいる。裕子夫人は、スミソニアンアジア美術館理事、イサム・ノグチ美術館理事、第9期東京都芸術文化評議会評議員、日米婦人会副会長、NY三田会理事を務めた。慶應義塾大学法学部を卒業後住友商事入社。コロンビア大学へ留学し修士号取得。趣味のブリッジは米国の有名クラブでチャンピオンになる腕前だった。
東京でも3月13日に偲ぶ会を予定している。