グリニッチの街を彩るハンギングバスケット作り

 コネティカット州グリニッチの目抜き通り、グリニッチ街とパトナム街の街灯に赤いリボンをつけたハンギングバスケットが108個飾られているが、これを作ったのは、グリニッチ近郊に住む日本人55人。

 毎年、感謝祭前に準備、制作を完了させてホリデーシーズンの街を彩っている。今年はイーストチェスターやウエストチェスターからも制作に参加があり、地元と日本人ボランティア参加者との交流の場ともなっている。1986年から街の美化運動の一環として始まったこの手作りバスケットには、フレッシュなモミ、杉、松、ジュニパーの木の枝にベリーやホワイトバーチ、白く塗った松ぼっくり、リボンが飾られ、女性一人がやっと抱えられる程の大きなグリーンのバスケット。同グリニッチの街には、全日制のニューヨーク日本人学校もあり、近郊に住む日本人家庭が口コミで代々参加している。イルミネーションに彩られた大通り。「どれが自分の作ったものかはわからないけれども、それもよし。それらを見上げながらのホリデーシーズンの街歩きもまた格別、季節の風物詩です」と参加者たちも喜んでいる。