昨年から開始したNY・LA・シアトル街角ファッションチェック。合計100人に達したインタビュー回答者が身に着けるトップ10ブランドを纏めた。同率10位はAmazonとTarget、9位はユニクロ。ベーシックラインが好まれていたが、ユニクロは品質への評価も高かった。8位はSHEIN。高いデザイン性と圧倒的低価格で中国から消費者直送のオンライン販売モデルがZ世代女性にうけている。7位はアメリカンイーグルでスタイリッシュなデニムと、ボディポジティブな女性向けブランドAerieが人気。4位にH&M、Forever21、Levi’sが同率ランクイン。ベーシックラインの強いH&M、メンズが強いLevi’sの女性ファン層拡大や、事業再建中のForever21への若者からの根強い人気が健在だ。3位はVANSで、NYやシアトルの街角からLAのスケートパークまで100人中10名が同ブランドの靴を履いていた。2位はZARAで若い女性から圧倒的な人気だ。ワクワクする店舗はいつ行ってもカワイイものが見つかる。トップはNikeで100人中16名。学生時代のスポーツはナイキ指定ユニフォームが多く、まさに「ナイキと共に育った」感覚すらある。最近ではNFT技術を用いてメタバース市場にも参入。まさにリアルとバーチャル双方で攻め続けるNikeは最強のスポーツアパレルブランドだ。詳細は動画でご確認頂くとして、Z世代は時代を反映した視点からブランド選択を行う姿勢が顕著だ。各ブランドのマーケティング部門がしのぎを削る世界最先端NYの街角から、引き続きトレンドを追い続けたい。
(Wear 2Nextチーム/アパレル業界関係者によるファッション研究チーム)