週末にランチ席を待つ大勢の人で賑わうイーストビレッジのレストラン。「クラスメートの誕生日パーティーだから、いい天気でよかったわ」と盛り上がっている学生集団へファッションインタビュー。
主役のバースデーガールは、フロリダの小さなブティックで購入したドレス。クラブモナコやピーターコリンも挙がったが、「マドリッドのブティックで買ったドレなの。嘘!ZARAよ(笑)」と、気の利いた返答も織り交ぜ、皆ZARA一色。理由を尋ねると、「みんなZARAが大好きよ。価格もお手ごろだし、Co2排出削減もコミットしていて、脱ファストファッション化し始めてるわ」と、さすが環境意識が高いZ世代ならではのコメントだ。「いつもかわいい服ばかり揃えているから!店舗も沢山あって便利だし」と、本音も飛び出す。そんなサステナブルファッションをモットーとする学生たちの活動の場は、イースト・ウェスト・グリニッジビレッジ、そしてソーホーと言ったローワーマンハッタンのお洒落スポットばかり。「いつも14ストリートと金融街の間で活動しているわ。その他はセントラルパークで美術館に行ったり、ピクニックやスパイクボールをしてるの」。これまでで最大人数で最高に盛り上がったインタビュー最後の質問で今後の予定を聞くと「ちょっと歩き回った後は、家に帰って勉強しなきゃ」。パンデミックも漸くひと段落した今、彼女たちのように社交、勉強(仕事)、ファッションとNYの春を楽しもう。
(Wear 2Nextチーム/アパレル業界関係者によるファッション研究チーム)