ラストフロンティア、大自然アラスカの旅へ
一生に一度は見てみたい神秘のオーロラ。漆黒の夜空に舞うオーロラは誰もが憧れる美しい自然現象ですが、アメリカ国内でも鑑賞することができるのをご存知でしょうか?アメリカの最北端に位置し、州の95%以上が氷河やフィヨルド、森林など、原生のままの自然として残されている「アラスカ」は、オーロラ鑑賞の聖地として知られています。現在アラスカは米国内では感染者数が最も少ない州の一つで、州外からアラスカへの旅行は一定の規制の下に許可されており、米国本土からオーロラ観測を求めたくさんの観光客が訪れています。
現在の旅行規制では(1)アラスカへ出発前にオンラインのドキュメント(Decralation)に記入して送付、(2)出発前72時間前以内に行われたPCR検査の陰性証明(通常はEメールで受信したもの)の提示が求められており、これらを満たせばアラスカ到着後に14日間の自己隔離も必要ありません。また、万が一到着までに検査結果を受け取れなかった場合、検査結果がEメールで届くまでの間は隔離を求められますが、現在ほとんどの場合で3日以内で結果が出ているため、特に心配をする必要はありません。
■アラスカのオーロラの特徴
アラスカは世界でも活発なオーロラを見られる場所として知られており、1980年代に初めてオーロラ観測ツアーが本格的に始まったのもアラスカです。特にアラスカ州の中心に位置するフェアバンクスはオーロラ観測で有名な町で、郊外にはアラスカ大学の観測所もあり、世界中から研究者たちが集まってくるほどオーロラ観測に適した場所です。
北極圏境界線は「オーロラオーバル」と呼ばれオーロラが出現しやすい地域とされていますが、フェアバンクスはそこから少し南に位置しているため、北極圏境界線の上空で出現したオーロラがフェアバンクスからは北の空高くに見え、真上ではなく正面にオーロラを見ることができます。しかし、オーロラの活動が活発になるとオーバルが大きく広がり、通常より南方で出現することもあります。その場合フェアバンクス上空、またはそれよりさらに南でオーロラが出現することもありますが、フェアバンクス郊外なら理想的な環境でオーロラを観測することができます。また、最近ではオーロラの出現予報を確認することもできるようになりました。
それでは、アラスカでのおすすめの過ごし方をご紹介します。
■郊外滞在型/チナ温泉
オーロラ観測が一番の目的の方におすすめな過ごし方。最も理想的なのは、街から離れた光の影響が少ない郊外のロッジに滞在して、日中はのんびり過ごし、夜中は寝ずにオーロラの出現を待つというプランです。ほとんどのロッジの周辺には何もないため、夜のオーロラ観測に集中することができます。
アクティビティーも楽しみたい方には、フェアバンクス郊外にある温泉リゾート「チナ温泉」もおすすめです。屋外温泉や屋内温泉プールが完備されているだけでなく、雪上車や犬ぞり、遊覧飛行、ガイド付き自然散策、通年オープンしているアイスミュージアムのツアーなどに参加することもできます。
また、部屋から徒歩数分の場所に夜中も利用できる大きなオーロラ待機所があるので、「オーロラに気づかずうっかり部屋で寝てしまった」という心配もなく大変便利です。いつ現れるかわからないオーロラを、チャンスを逃すことなく観測できるのが郊外ロッジ滞在型の最大の特徴です。
■フェアバンクス市内滞在型
オーロラもアクティビティーも、ショッピングも楽しみたい方におすすめな過ごし方。アラスカ第2の街フェアバンクス市内に滞在して、日中はアクティビティーやショッピングを、夜は郊外でオーロラを観測する贅沢なプランです。オーロラ観測だけでなく北極圏境界線を越えてみたり、アラスカ大学の博物館などもお楽しみいただけます。
オーロラ観測ツアーは通常午後8時または10時から午前2時までの4〜6時間。そのうちの40分から1時間は移動時間となるため、実際の観測(待機)時間が3〜55時間と一晩中観測(待機)可能な郊外滞在型に比べて短くなります。
引き続きソーシャルディスタンシングが強く要請されていますが、アラスカの人口密度は極めて低く、コロナ禍以前からニューヨークのように街が人で溢れかえることありません。また、オーロラ観測は屋外となり、普段は混雑する市内のホテルや郊外のロッジも現在はソーシャルディスタンシングを保ってお過ごしいただけます。
日本への一時帰国や海外旅行を諦めている方も、アメリカ国内で安心・安全に行ける、一生に一度は体験したい自然の神秘をその目で確かめてみてはいかがでしょうか。
※記事作成時の情報となりますので、最新情報は各公式機関にてご確認ください。※現在地域により移動制限等が発表されておりますので、各州の最新情報や現地大使館・総領事館からの安全情報をご確認ください。
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