キャシー・ホウクルNY知事は8日、ジョン・F・ケネディ国際空港の第1ターミナルを約100億ドルで改修する工事を開始したと発表した。95億ドルの改修工事により、空港の南側に240万平方フィートの新しい施設が建設され、独立したターミナルとしては全米最大となるという。着工式で知事は同空港ターミナルについて「この都市と州にふさわしいものだ。プロジェクトはニューヨークという名前だけでなく、ジョン・F・ケネディ大統領の名前にもふさわしいものになる」と述べた。
首都圏の3空港を管轄するニューヨーク・ニュージャージー港湾局によると、新施設は2030年までに完成し、23の新しいゲートを設置、そのうち最初の14ゲートは2026年にオープンする予定だという。新しいゲートは、現在の第1ターミナル、60年の歴史を持つ第2ターミナル、そして2014年に取り壊された旧第3ターミナルの跡地に作られる。同プロジェクトには、屋内緑地、飲食店やショップ、ラウンジ、家族向けの設備も含まれる。ターミナルの費用は、ロンドンのヒースロー空港など英国内の4空港を運営するスペインの運輸会社フェロヴィアルを中心とする民間企業連合が負担する予定。港湾局は同プロジェクトの一環として、周辺の道路や駐車場、変電所の新設を行うとしている。