グランド・キャニオンだけじゃない魅力満載の観光地
「グランドサークル」をご存じですか？ グランド・キャニオンやアンテロープ・キャニオンと聞けばピンとくる方も多いのではないでしょうか。グランドサークルとは、アリゾナ州とユタ州にまたがるパウエル湖を中心とした、半径２３０キロメートルの円（サークル）の中にある8の国立公園と16の国定公園が集中するエリアを指します。特にコロナ禍においては、ソーシャルディスタンスを保ちながら楽しめる旅行先として、これまで以上に人気を博しています。
そこで今回は、お客さまにおすすめするだけではもったいない！ということで、アムネットのスタッフが実際に行ってきました。7月の独立記念日の休暇に訪れた7泊8日周遊旅行の様子をお届けします。
■グランドサークル周遊のルートは自由自在
グランドサークル周遊のルートは、行きたい場所や移動手段（レンタカー・キャンピングカーなど）によって自在に選ぶことができます。今回はセドナからスタートするルートのため、ＪＦＫ空港からアリゾナ州フェニックス空港まで約4時間半のフライトで向かいました。なお、グランド・キャニオンからスタートする場合は、ラスベガス空港利用の方が効率よく周遊できます。
■パワースポットとして有名「セドナ」
近年セドナはパワースポットとして注目を集めています。地中の磁力が集まって強いエネルギーを発する「ボルテックス」と呼ばれるポイントには、癒しやヒーリング効果があるとして多くの観光客が訪れています。今回は4大ボルテックスの1つ「カセドラル・ロック」を訪れ、岩の間を登ったりとハイキングに挑戦しました。頂上の岩の上で横になってみると、全身でパワーを受け取っているような気分になります。（写真右上）また、車で30分程の場所にある「デビルズ・ブリッジ」も映える絶景写真が撮れるスポットとして人気です。
■言葉にならない迫力「グランド・キャニオン」
グランド・キャニオン国立公園は東京都の2倍以上の広さを有する大峡谷で、剥き出しの地層はなんと数億年前のものになります。ノースリム、サウスリムとエリアが分かれていますが、観光にはサウスリムの方が人気でおすすめです。今回は無料のシャトルバスを利用し、「マザーポイント」や「デザートビュー」など、いくつかのトレイルと美しい景色が見られるポイントを巡りました。（写真左上・7月6日時点マスク着用必須）
■サンセットは「ホースシュー・ベント」
アリゾナ州とユタ州の境目に「ページ」という町があります。その町の外れにあるのが、コロラド川が大地を掘って作り出した、馬蹄型の絶景として有名なホースシュー・ベント。日中に訪れることをおすすめする情報も多いですが、空が真っ赤に染まったサンセットと一緒に見るホースシュー・ベントには言葉を失います。（写真右下）
■当選した20名だけが行ける「ザ・ウェーブ」
ザ・ウェーブは、長年の風雨による侵食のため砂岩の表面が露出し、文字通り波のように面が湾曲した絶景スポットです。保護の目的で1日20人しか訪れることができないため、秘境中の秘境とも言われています。抽選に参加するにはオンラインで事前申し込み、または現地の抽選会場でも申し込むことができます。今回は現地で2回チャレンジしましたが、残念ながら当選ならず…代替案を用意しておくことをおすすめします。
■一番の思い出「ザイオン国立公園」
日本ではあまり知られていないザイオン国立公園ですが、アメリカの国立公園入場者数ランキングでは毎年上位に入る人気の国立公園です。子どもにも優しいトレイルから上級者向けまで幅広く、川の中を歩き進める「ナローズ」や、断崖絶壁を登る「エンジェルス・ランディング」のトレイルが有名です。今回はナローズをハイキングしましたが、人気の理由がよくわかりました。川の中を歩くなんて小学生ぶり！一番深いところでは腰のあたりまで水がありましたが、川の水はひんやりと涼しく、バックパックを水没から守りながらも巨大な岩の間を歩き進める経験は、とてもリフレッシュすることができます。（写真左下）パーク内では無料のシャトルバスを利用することができます。（7月8日時点マスク着用必須）
グランドサークルには他にもモニュメント・バレーやアーチーズ国立公園など、人気スポットが盛りだくさん。さらに、今年の7月12日には閉鎖していたアンテロープ・キャニオンも再開し、コロナ禍で人気を確立した国立公園は今後も見逃せません。グランドサークルのロードトリップで、四季折々の大自然を満喫してみませんか？
※記事作成時の情報となりますので、最新情報は各公式機関にてご確認ください。※現在地域により移動制限等が発表されておりますので、各州の最新情報や現地大使館・総領事館からの安全情報をご確認ください。
（旅行会社 アムネット バケーション/テーマパークデスク）
