コロナ対策用品店

焼き肉店主が開店

 ヘラルド・スクエアに16日、マスクや除菌剤など細菌感染防止グッズの専門店「CV19エッセンシャル」(東35丁目41番地)がオープンした。 

 同店は、32丁目の韓国焼肉店「サムウォン・ガーデン」店主のトニー・パーク氏が、店内飲食が解禁になった時のために、従業員や客の安全を確保でき安心してもらえる用品を探していたところ、専門店の計画に至った。ほとんどの衛生用品は台湾や韓国などから輸入しなければならない上に、オンライン通販では実際に試着して使い心地を確認できない。ガーメント・ディストリクトで「アンジェリーナ・ベーカリー」も経営するパーク氏は、和風バーベキュー店を開店する予定だった近所のスペースを使って同店舗の準備を進めた。 

 店内は白く清潔感のあるショールームを思わせる内装で、壁の棚にはさまざまなマスクやフェイスシールド、携帯用UVライト、携帯電話用除菌剤、空気清浄機、抗菌性フィルム、プレキシガラス、顔認証型検温端末などが並ぶ。韓国人の両親のもとイタリアで育ったパーク氏は、コロナ禍で改めてアジアの対策を見直し、自身の事業に活かすことができたと話している。