コロナから472日目の復活

 クオモ・ニューヨーク州知事は15日、18歳以上のニューヨーク州民の70%が新型コロナウイルスのワクチンについて一回の接種を受けたことを踏まえ、新型コロナウイルスに関する規制を直ちに解除すると発表した。これにより社交場の制限や収容人数の制限、ソーシャルディスタンス、清掃・消毒、健康診断、追跡のための接触記録といった、州の保健に関するガイダンス、各産業別のガイドラインが、小売業、飲食業、オフィス、ジムやフィットネスセンター、娯楽施設やファミリー向けエンターテイメント、ヘアサロン、理髪店、パーソナルケアサービスなどの商業施設においてほとんどの制限が解除された。同日、州内13か所の主要ビルが復活を記念しブルーとゴールドにライトアップされた。エッセンシャル・ワーカーと医療従事者の働きを讃えニューヨーク湾など数か所で花火も上げられた。この日はニューヨーク州がコロナとの戦いを宣言してから472日目の「サバイブからの復活」となった。
(写真)青と黄金色でライトアップするエンパイアステートビル(15日夜、写真・三浦良一)

エッセンシャルワーカーに感謝

 クオモ・ニューヨーク州知事は15日、18歳以上のニューヨーク州民の70%が新型コロナウイルスのワクチンについて一回の接種を受けたことを踏まえ、新型コロナウイルスに関する規制を直ちに解除すると発表した。

 また、エッセンシャル・ワーカーと医療従事者の働きを讃えニューヨーク湾などの数か所の会場で花火も上げられた。

 一方、ワクチン接種を受けていない人については、米疾病対策センター(CDC )のガイダンスに従い、マスクの着用が求められている。また、州の健康に関するガイドラインでは大規模な屋内行事、幼稚園から高校までの学校、公共交通機関、ホームレスシェルター、矯正施設、老人ホーム、医療機関などにおいては、CDCのガイドラインに従って州のガイドラインが引き続き適用される。各事業者は従来の規制を継続するか、解除するかについて選択することができる。