帰国後3日間強制隔離

日本が水際対策を強化

 日本の外務省は1日、新型コロナウイルス変異株拡大を受けた検疫強化の対象国に米国を含む6か国を「変異株 B.1.617 指定国・地域」に指定し、これらの国に対して、追加的に、 水際強化措置を取ると発表した。日本時間6月4日午前0時以降に日本に入国する人は、入国時に検疫所長の指定する場所(検疫所が確保する宿泊施設)において3日間待機(強制的な隔離)することを求められる。日本到着後は政府指定のホテルに3日間強制隔離となり一歩も部屋の外に出る事ができない。食事も弁当が運ばれてくる。この指定に基づき、隔離3日目に改めて検査を行い、陰性と判定された場合には、検疫所が確保した宿泊施設を退所し、入国後14日間の残りの期間(11日間)を自宅などで待機することになる。この対策期限は定まっていない。

 日本からニューヨークに出張で来る予定だった人が帰国後の隔離がネックとなり訪米を見合わせるなど日系旅行代理店では予約客からの問い合わせの対応に追われている。

     ◇

 日本到着後の大まかな流れは次の通り。

①空港到着後に隔離ホテルへ循環バスで移動②3泊強制隔離③4日目に再度PCR検査 Negative(陰性)だったらリリース④強制隔離ホテルから空港に循環バスで移動⑤そこから別のホテルや自宅に移動(公共交通機関使えない)⑥11日間の自主隔離。

 米国は、これまでは、テネシー州、フロリダ州、ミシガン州、ミネソタ州の4州が対象だったが新たにニューヨーク州、デラウェア州及びコネチカット州など15州を追加指定した。

 対象国は (1)アフガニスタン (2)ベトナム (3)マレーシア (4)タイ (5)米国(アイオワ州、アイダホ州、アリゾナ州、オクラホマ州、オレゴン州、カリフォルニア 州、コネチカット州、コロラド州、デラウェア州、ニューヨーク州、ネバダ州、ネブ ラスカ州、メイン州、モンタナ州、ロードアイランド州) (6)ドイツ 。