プロに聞く、生き生きEATS(イーツ)
元気と美味しいを求めて料理の達人が腕を振るう (25)
今月の生き生きEATSは、本紙連載「アートクッキング」でお馴染みの料理研究家、千葉真知子さんに、茄子の煮浸し、大根の皮と胡瓜の漬物、カルボナーラ、チキンのフレッシュトマト煮の美味しい作り方を教えていただきました。
■揚げ茄子の煮浸し
【材料】
茄子 3本
オリーブオイル 大さじ1
出し汁 1カップ
醤油 40cc
みりん 小さじ1
砂糖 小さじ
茄子を油で揚げるとかなり油を吸収するためにカロリーが気になります。クック膳に茄子、オリーブオイル入れて電子レンジで加熱、茄子は柔らかく、鮮やかな紫色の茄子に仕上がり、カロリーも少なめです。紫色の茄子に調味料を加えた出し汁で煮含めますと簡単で美味しい茄子の煮浸しの出来あがりです。
【作り方】
①茄子は半分に切り、さらに半分に切る。
②クック膳に茄子を入れてオリーブオイルを加えて電子レンジで3分から4分加熱をする。
③鍋に出し汁、醤油、みりん、砂糖を入れて熱し、②の茄子を入れてさっと煮含める。
■大根の皮ときゅうりの漬物
【材料】
大根の皮 6cm
胡瓜 1本
醤油 60cc
オリゴ糖 小さじ2
大根の皮は捨てていませんか?大根の皮と胡瓜を切り、タッパーに入れてお醤油とオリゴ糖を加えて冷蔵庫に寝かせるだけの簡単な1品です。大根の皮だからこそ、ぱりぱりしたとてもおいしい即席漬けが作れるのです。お好みでみょうがや人参の皮を加えても美味しいものです。
【作り方】
①大根の皮は3cmの長さに切り、さらに7から8ミリの幅に切ります。胡瓜も同じ大きさに切ります。
②タッパーに①の胡瓜、醤油、オリゴ糖を加えてさっと混ぜ、ふたをして冷蔵庫で1時間ほどねかせます。
③ ②の大根の皮と胡瓜を器に盛り付けます。醤油とオリゴ糖の水分は残しておき、もう一度大根、胡瓜を切って加え、2回使うことが出来ます。
③鍋に出し汁、醤油、みりん、砂糖を入れて熱し、②の茄子を入れてさっと煮含める。
■カルボナーラ
【材料】
エンジェルパスタ 100g
水 300cc
オリーブオイル 大1
塩 小2/3
胡椒 少々
生クリーム 大4
バター 小1
ベーコン 1枚
にんにく 2片 スライス
【作り方】
①パスタは3等分に折ってクック膳に入れ、残りの材料を加えふたをして電子レンジで13分加熱をする。加熱後はよくかき混ぜる。
カルボナーラ
①卵黄入り
パスタの材料に卵黄1個を加熱後に加えて混ぜる。
②パルメザンチーズ入り
上記に卵黄を入れて混ぜ、パルメザン大さじ1を加えて混ぜる
■チキンのフレッシュトマト煮
【材料】
鶏むね肉 3枚
トマト 大5個
にんにく 3片
塩 小さじ2/3から1
胡椒 少々
オリーブオイル 大さじ3
砂糖 少々
付け合わせジャガイモ 小4個
旬の時期のフレッシュなトマトは水分が多く、トマト以外の水を1滴も加えずにチキンと煮込む美味しさは格別です。鶏肉とトマトの旨味が凝縮されたソースはパスタにもよく合います。
【作り方】
①トマトを一口大に切り、ニンニクはスライスにします。
②鶏肉は2つに切り分けます。
③厚手のお鍋に、①のトマトとにんにく、②の鶏肉を入れて塩、胡椒、オリーブオイルを入れてふたをしてゆっくり煮込みます。途中で皮付きのジャガイモを加えてふたをしてさらにトマトの水分が少なくなり、ソースにとろみがでるまで煮込みます。最後に砂糖を少々を加えてよく混ぜて3から4分煮ますが、鶏肉に竹くしをさして柔らかいか確かめてください。出来上がりましたら、やや深めのお皿にジャガイモとともに盛りつけ、トマトソースをかけ、ハーブを添えます。
千葉真知子さん
プロフィール=東京、ニューヨークを拠点に活躍。ニューヨークカリナリー料理学校、タイムワーナーにあるウイリアムソノマ、パリの名門料理学校ル・コルドンブルー本校をはじめ、イギリス、シカゴのコルドンブルー料理学校でも講師を務める。Machiko cooking USAを代表。パーティーのプレゼンテーションや食と音のコンサートの総合プロデュース、食を中心のイベント、企画を手掛ける。10年の歳月をかけて考案をした電子レンジ調理鍋「クック膳」を世界的な商品に育てる。
クック膳は経済産業省大賞受賞。