1915年開業の米老舗スーパー「ウェグマンズ」が10月27日、ニューヨーク市第1号店をブルックリン・ネイビー・ヤード(フラッシング街)に開店することを発表した。「ウェグマンズ・ブルックリン」店は7400平方フィートの広さで同スーパーのなかでは一番小さいが、ブルックリンのスーパーとしてはレッドフックの「フェアウェイ」やガワナスの「ホールフーズ」より広い。6万種類もの食品を提供するだけでなく、中2階に食事と飲み物を提供するバーも併設する。
予定地はアドミラルズロウ(提督館通り)と呼ばれ、現在は市民戦争時の建物が廃墟状態。約10年来、保存か開発かで議論が交わされてきたが、3年前に開発が決まり、「ウェグマンズ」の進出が決まっていた。
ウェグマンズ・フード・マーケッツ・インク(本社:ニューヨーク州ロチェスター市)は現在、東海岸に99のスーパーマーケットを持つ。家族経営の会社で、2019年のある消費者調査では、「企業の評判」第1位にランクされたほど愛されている。「ウェグマンズ・ブルックリン」店では、800人以上の雇用を予定している。