NY補習校LI校始業式

2年ぶりに対面授業再開

  ニューヨーク補習授業校LI校(川﨑淳一郎校長)は2日、幼児部から高等部までの児童・生徒が一堂に会し、令和四年度入園・入学・始業式を行った。同校は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、2020年3月以来2年間オンラインのみで授業を続けて来た。この日は新入生を迎えるのと同時に待ちに待った対面授業再開を祝う日となった。

 入学したのは、幼児部6人、初等部23人、中等部10人、高等部14人の計53人。式典では、川﨑校長が「しばらくの間、パソコンの中で授業や話をし、運動会などの行事も以前のように出来ませんでした。今年度は4月から学校の校舎やフィールドで授業や行事を行います。本当に良かったです!」と、子ども達と学校再開の喜びを分かち合った。

 来賓の祝辞では、ニューヨーク総領事の森美樹夫大使と同校保護者会の鹿島香会長のメッセージが読み上げられた。森大使は「日本の未来を担う皆さんが今後国際人として成長し、将来、日本とアメリカをはじめとする諸外国との懸け橋となって多方面で大いに活躍されることを期待しています」と、エールを贈った。

 続いて新入生を代表し、初等部1年生のチョウドリ頼安さんと山本夏鈴さんが「ぼくたちは今日から一年生です」「今年は運動会ができるといいな。もちつき大会もやってみたいです」と大きな声で元気よく挨拶した。在校生代表の高等部2年生、ベンソン・アレックスさんは「辛い時は仲間と一緒に泣いて、楽しい時は一緒に笑えば、どんなことでも乗り越えらえます」と、先輩らしい歓迎の言葉を送った。中等部1年生の荒木晴奈子さん、初等部6年生の井上七緒海さんもそれぞれ新しい学校生活への期待や、補習校での楽しいイベントを紹介するスピーチを披露した。