プロに聞く、生き生きEATS(イーツ)
元気と美味しいを求めて料理の達人が腕を振るう (32)
今月の生き生きイーツは、東京ヒルトンホテルや、ニューヨークのホテル・ピエール、カーライル、リッツ・タワーホテルやエセックスハウス日航ホテルなど一流ホテルで45年間シェフとして活躍した日本人、本紙連載でお馴染みのシェフ加藤さんこと、加藤孝良さんに「家庭で作れる一流ホテルの味」3品を紹介していただきます。著書に『家族で楽しむ休日ブランチ』(日本経済新聞社)、『シェフ加藤のアメリカンフレンチ・レシピ』(ニューヨーク生活プレス社)がある。
■ホタテ貝と海老炒めクリームポレンタ Pan seared Scallops, Prawn/porenta
材料2人分
帆立貝大6個、エビ大4尾(ボイルしたもの)オリーブオイル適量、ポレンタ11/2 カップ、水ボイル11/2必要あれば少々、クリーム大さじ5、塩、胡椒 各々少々、付け合わせにコールスロー2カップとアボカドスライス、トマトソース少々、飾りパクチー
冬シーズンの甲殻類は身が締まりとても美味しいきせつです!それにイタリアンのクリームポレンタを添えてヨーロッパ風で温かく 食べてみましょう!
作り方
①ポレンタを作ろう。ポットにお湯を注ぎポレンタ粉を少しずつ加え、水を差し入れ固まらないようによく混ぜて軽くとろみ付いたら火からおろす。
②テフロンパンを中火でオリーブオイル少々垂らしドライにした貝柱を少し色付いたら両面を焼く、
③大き目のお皿にポレンタを流し込み中央にトマトソース大さじ3を入れその中に焼き上がった貝柱3個を並べ、海老をのせて仕上げます。サイド(コールスロー、アボカドを添えて)
■パンロースト骨付きラムチョップとラタトゥイュ野菜添え Roast rack of lamb w/Ratatouille
材料4人分
骨付きラムチョップx1個(500〜580g)、ソース用玉ねぎ1/2個(みじん切り)ケッチャップ大4ウスターソース大さじ4,赤ワイン大さじ4,出し汁少々
ラタトゥイュ=玉ねぎ1/2、茄子1/2,ピーマン赤1個、トマト1個、ズッキーニ1本各々角切り、ニンニク2片、トマトジュース1/2、白ワイン1/2、オリーブオイル適量
作り方
①大き目のフライパンにオリーブオイルを入れ、野菜類を加えて5〜8分炒め、白ワイン、トマトジュースを加えて味付け10分間煮込んで仕上げる。
骨付きラムチョップを軽く味付けて、大き目のテフロンパンへ骨を外側から色を付けて10〜15分焼き、色を付けてひっくり返し、中火で15分〜20分アルミフォイルでカバーをして焼き、火を止めて休ませる(ミディアムレア)。同じテフロンパンで出し汁とソース用+材料を加え5〜6分煮てソース用に仕上げる。
■マグロのグリルとフランスニース風サラダ Grilled tuna salad Nicoise
材料2人分
生マグロ切身(120ℊx2)サラダ菜4枚、完熟トマト2個(1個X6スライス)、インゲン10本、エッグ2個(1個X4切)、ポテト大1個(X10切り)各々茹でたもの、スライスオニオン大さじ4、オリーブ6個、ハーブ適量、ディジョンドレッシング、ワインビネガー大さじ3、ディジョンマスタード大さじ2、オリーブオイル大さじ6、エシャロット(刻んだ)大さじ3、マヨネーズ大さじ2、全部よく混ぜる
秋から冬にかけマグロは旬で上質な脂がのっていて最も美味しいと言われています。生マグロを炭火焼きにしてフランス、ニース風サラダと共に食べると最高においしい!本格フレンチドレッシングをかけて召し上がれ!Bon Appetit !
作り方
①テフロンパンを中火にして数滴のオリーブオイルをたらし、マグロの両面を手早く炒め半生状態で取り出す。②サラダ菜をお皿に引き茹でた野菜類を全て混ぜて盛り合わせマグロを2枚切り、上にのせハーブを飾りドレッシングをかける!