2008年に設立されたニュージャージー日本人会は8日夜、3年ぶりのイベントとなる「名刺交換交流会」をエッジウォーターの「アメリカン・リージョン」で開催し、NJ州居住者、NJに拠点を置いていたりNJ居住者へサービスを提供するビジネスパーソンやアーティストら、約100人の参加者が集った。
参加者同士のネットワーキングや食事のあと、香純恭師範と三宅由利子さんによる殺陣波濤流ニューヨークの迫力ある演武、そして藤原昌人インテレッセ社長の音頭で乾杯した。
新体制の発表会でもあった同イベントは、まず13年も同会の運営に携わり7年間会長を務めあげて1月に退任した吉岡まこさんがスピーチ。先日NJ州が正式に記念日と認定した「フレッドコレマツデー」に言及し、今後毎年1月30日にNJ州内各町に同会で桜の木を植樹する計画を披露した。そして、2月から新会長に就任した近藤三奈さんから、吉岡元会長と本木裕子元副会長へお礼の花束贈呈と吉平健治副会長、ハリー西谷経理担当、近藤亜紗美総務担当ら新体制役員の紹介があった。(写真上:新体制発表に伴い新旧役員の交代を紹介)
会の発足当時、発起人で初代会長でもあった近藤三奈会長のスピーチでは、1993年から25年間フォートリーで「国際子どもの日」イベントを毎年開催した流れから日本人会の立ち上げに繋がった話。同会の英語の正式名称を昨年9月より、NYをはじめ全米各州で活動する「日系人会」と肩を並べるしっかりした組織となるよう「Japanese American Association of New Jersey」に変更して登記したものの、日本語の呼び名は以前から親しまれている「NJ日本人会」を継続使用していくという報告がされた。また近藤さんは、「今回参加されている様々な業界のプロの力を借り、若い世代にもしっかり引き継いで、一緒に100年続く会を作り上げていきたい」と語った。同会では、今後、法律相談、ビジネスネットワーキング、若い世代の会、奥様の会、お子様イベント、教育、資産形成、老後計画など様々な世代のニーズに合うような企画を行う予定。
その後、同夜のイベントは、約30人の参加者による「1分PRコーナー」やラッフルで、夜遅くまで盛り上がっていた。(本紙・久松茂、写真も)