ブルックリン最小のオペラ団レジーナオペラ公演

 1970年にブルックリンのボローパークで創設されたレジーナオペラ。レジーナパシス教会の会員だったマリー・カント二さんとニコラス・ティエルノさんが地元で一流の舞台芸術を紹介したいと賛同者を募って「ブルックリン最小のオペラ団」として始めた。ニューヨーク市内にはこうしたオペラ団がいくつかあったが、同オペラ団はアットホームな雰囲気ながらもオーケストラや舞台演出、出演歌手など本格的で、若手の歌手や演奏者に上演機会を与え着実にファンを獲得して生き残ってきた。
 第49季となる今季は昨年11月に「ヘンゼルとグレーテル」を終え、3月上旬には「ラ・ボエーム」、5月には「イル・トロヴァトーレ」をオーケストラ付きで上演予定だ。
 オペラ上演以外にも定期的にコンサートを開催、2月3日(日)午後3時から5時まで、本拠地のOLPHオーディトリアム(マンハッタン6番街5902番地、60丁目の角)で「サリュー・トゥー・ブロードウエー」と題する公演がある。オペラ座の怪人、マイフェアレディーなどのブロードウエーミュージカルの曲を、ギターとフルートとピアノの伴奏で、ケイティ・リポウ(ソプラノ)、ジャスティナ・ジエモラ(ソプラノ)、エリン・モール(メゾソプラノ)、マアヤン・ボス・デ・ベタンコート(メゾソプラノ)、タイ・コリンズ(テノール)、マーク・コットン(バリトン)が歌う。
 入場券は16ドル。問い合わせは電話718・259・2772、またはメールreginaopera@seijo.com (Mr. Joe Delfausse)まで。ウェブサイトはreginaopera.org を参照。