古賀崇洋と中村弘峰、2人展ナウヒアで

「クラシカル・ミューテイション」

 陶芸家・古賀崇洋と人形師・中村弘峰の2人展 「Classical Mutation」が12月14日(木)から2024年1月14日(日)まで、ナウヒア(NowHere:(ウースター通り40番地)で開催される。日本の若手工芸作家をサポートするB-OWNDがプロデュースするもので、日本の伝統的な美意識や工芸を背景にした2人のアーティストの作品を紹介する。

 古賀は、日本文化の「不完全性を愛でる」という美意識を、戦国時代に花開いた「わびさび」などシンプルで簡素なものだけではなく、派手な歌舞伎や侍文化にも垣間見られることに着目。中村は、戦国/江戸時代に武士が身に着けていた家紋入りの装束や兜は、現代におけるブランドアイテムと本質的な共通性があると洞察し、もしも江戸時代の人形師が現代のファッションカルチャーに出会ったならばどのような作品が生まれるのかという発想を基に制作している。

 入場無料。オープニングレセプションは14日(木)午後6時から8時まで。要予約。予約はhttps://classical-mutation.eventbrite.comから。詳細はウェブサイト https://www.nowhere-nyc.com/を参照する。

(写真左)“NEO MANEKINEKO” by Takahiro Koga
(写真右)“DREAM CATCHER” by Hiromine Nakamura