バワリー映画祭
「最後の乗客」
堀江監督受賞続く
ニューヨーク在住で宮城県出身の映像ディレクター、堀江貴氏(52)が監督した映画「最後の乗客」の受賞が止まらない。今度はニューヨークで今最も注目されているインディペンデント映画祭の一つ、バワリー映画祭で長編部門の最優秀映画賞を受賞した。同映画はつい先月、グローバル・ノンバイオレント映画祭で最優秀賞を含む5冠を受賞したばかり。同映画は東日本大震災から10年目の2021年3月の公開を目指して制作を進め、ドキュメンタリーではなく、親子の関係が震災で変わってしまったドラマ。今年ニューヨーク映画祭でも上映された。これまでサンディエゴ芸術映画祭で「最優秀インデペンデント映画賞」を受賞、またカンヌ世界映画祭の最優秀インディペンデント映画(低予算部門)、スウェーデンの映画祭ボーデン・インターナショナル映画祭(BIFF)の初長編映画ノミネート、モントリオール・インデペンデント映画祭の最優秀フィクション映画など数々の映画祭で受賞やノミネートされている。堀江さんは「宮城の皆さん、NYの皆さん、やりました。いまNYでも最も注目されているインディペンデンス映画祭の一つBowery Film Festivalで長編部門の最優秀映画賞を受賞しました。ついにこの映画がNYのインディペンデント映画界でトップに立ちました。この作品に携わってくださった皆様、そして応援してくださった皆さん、一人一人抱きしめたいくらい感謝の気持ちで一杯です。本当にありがとう、みんな。やったぜー」と喜びのコメントを独自のFBで発表している。
(写真左)受賞のトロフィーを手にする堀江監督、(写真右)映画「最後の乗客」の米国上映公式ポスター