日本の紙フィルム映画、NYで上映会を開催

 一夜限りの「日本の紙フィルム」上映会が8月6日(火)午後7時30分から、ブルックリンのライト・インダストリー(Light Industry :361 Stagg Street, Suite 407)にて開催される。「紙フィルム」はセルロイドの代わりに、1930年代のわずかな期間に家庭用娯楽フィルムとして日本で製造された。第2次世界大戦を挟み、その紙質の脆さから85年以上に渡り、公開される事がなかった貴重なフィルムだ。2019年、エリック・ファーデン氏(バックネル大学教授、映画・メディア研究)は「日本の紙フィルムプロジェクト」を発足し、現存するフィルムの保存に尽力している。今回の上映会では、デジタル化されたフィルムの幅広いコレクションを紹介する。サイレント作品、サウンドトラック付きの両作品が上映され、サイレント作品では琴奏者の木村伶香能が音楽を担当する。入場料は10ドル以上の任意寄付。詳細はウェブサイト:https://www.lightindustry.org/paperfilmsを参照する。