JAPAN CUTS 2024 日本映画31本を上映

 ジャパン・ソサエティー(JS)は7月10日(水)から21日(日)まで、毎夏恒例の日本の新作映画を集めた映画祭、第17回『JAPAN CUTS〜ジャパン・カッツ〜』をJS内劇場(東47丁目333番地)にて開催する。今年のCut Above Awardは、俳優・森山未來に授与される。また、今年は特別に生涯功労賞をベテラン俳優・藤竜也に授与。国際プレミア5作品、北米プレミア10作品、米国プレミア4作品を含む31作品を上映する。期間中は、長編作品を集めたフューチャー・スレード部門、新進気鋭の若手監督作品を集めたネクスト・ジェネレーション部門、クラシック部門、そして新作短編映画を上映。11人の特別ゲストを迎え、 レセプションパーティーや上映後の質疑応答が開催される。オープニングを飾るのは人気俳優・池松壮亮が主演を務める『白鍵と黒鍵の間に』の北米プレミア。

 Cut Above Awardが授与される森山未來は、例年注目作を上映するセンターピースとして塚本晋也監督の『ほかげ』に主演。戦後の絶望の中を生きる片腕の動かない男を演じている。森山および塚本監督が出席する同作の上映会後に授賞式が行われる。

 生涯功労賞受賞の藤竜也は、最新主演作『大いなる不在』の上映会に、近浦啓監督と共に出席。同作では森山未來と親子として共演し、記憶、家族、喪失という深いテーマを力強く体現している。その他の特別ゲストは、石井岳龍監督(『箱男』東海岸プレミア、『水の中の八月』)、湯浅典子監督(2024年大阪アジアン映画祭JAPAN CUTS受賞作品『カオルの葬式』国際プレミア)、女優・田畑智子(相米慎二監督『お引越し』修復版プレミア)などが登場する。

 「クラシック部門」では、1980〜90年代のインディペンデント映画を代表する3作品を上映。そのほか、庵野秀明と樋口真嗣によるゴジラシリーズの2016年傑作をモノクロで描いた『シン・ゴジラ:オルソ』の国際プレミア、北野武監督による戦国スペクタクル『首』などの話題作が上映される。入場料は一般20ドル。チケット・詳細はウェブサイト https://www.japansociety.orgを参照。


■ジャパンカッツ上映スケジュール

• 7月10日(水)6:30pm「白鍵と黒鍵の間に」

• 11日(木)6:30pm「キリエのうた」

• 12日(金)6:30pm「唄う六人の女」|9:00pm「映画(窒息)」

• 13日(土)11:00amショート・カッツプログラム1

• 12:30pm「少女は卒業しない」

• 3:00pm「ブルーピリオド」

• 5:30pm「箱男」

• 9:00pm「春の画 SHUNGA」

• 14日(日)1:30 pm「ルックバック」

• 3:00 pm「鯨の骨」

• 5:30 pm「水の中の八月」

• 9:00pm「シン・ゴジラ:オルソ」

• 15日(月)6:30pm「莉の対」

• 16日(火)6:30pm「夜明けのすべて」|9:00pm「首」

• 17日(水)6:30pm「ほかげ」(センターピース)

• 18日(木)6:30pm「大いなる不在」(生涯功労賞)

• 19日(金)6:30pm「お引越し」| 9:30pm「チャチャ」

• 20日(土)11:00amショート・カッツプログラム2

• 12:30pm「アイスクリームフィーバー」

• 3:00pm「ブルーイマジン」

• 5:30pm「カオルの葬式」

• 8:30pm「人魚伝説」

• 21日(日)11:00am「カラフルな魔女 〜角野栄子の物語が生まれる暮らし〜」

• 1:30 pm「彼方のうた」

• 3:30 pm「リテイク」

• 6:00 pm「小学校〜それは小さな社会〜」

• 8:30 pm「シン・ゴジラ:オルソ」(アンコール上映)

一般$20、JS会員$14、シニア/学生者$18

• 短編:一般$12、JS会員$5、シニア/学生$10

• クラシック部門作品特別割引あり

• オープニング、センターピース、生涯功労賞:

一般$25、JS会員$18、シニア/学生$23

• Q&A付き上映会:一般$24、JS会員$17、シニア/学生$22

• ボックスオフィス:TEL: 212-715-1258

japansociety.org/film/japancuts