ニューヨークの日本人俳優やミュージシャン、アーティストたちが講師になって講演会などを開催しているNYエンタメの会の賛同メンバーたちが合同で歌の動画を作った。
「前回の会合を開催したのが3月13日。それから1か月のコロナパニックで本当に何もかも変わってしまったなとまるで映画の世界にいるようにさえ感じる」と幹事の松坂龍馬さん。
自身も俳優としての仕事、オーディションがすべてキャンセルになってしまい、3月後半は全く活動意欲を失ってしまい見えない不安で押しつぶされそうになっていたという。
しかし連日のクオモ知事のスピーチなどに勇気をもらい、このままじゃダメだアクターとしてアーティストとして今こそ立ち上がって何かをしなければ。そう思い今回総勢23人のNY在住のアーティストを集め「上を向いて歩こう」の動画を制作した。
「みんな自宅でそれぞれ撮影、録音をして、ピアノ以外にパーカッションの音などは家にあるもの、ゴマや靴やドアノブ、グラスなどを使って音を作り演奏しました。今本当に誰もが職を失ったり、外出できず不安になっていたり、中にはコロナに感染し大変な思いをされた方もいるかもしれません。けど下ばかりむいていても何も変わらない。少しでもいい。この歌を聞いた人が上を向けるようになったり、笑顔や元気を取り戻してくれたらいいなと思っています。それが今回集まった23人の想いです」。