和紙の芸術表現侘び寂びの光に


日本ギャラリーで

柴崎幸次教授と鈴木美賀子博士

 日本クラブ特別企画展 「和紙の芸術表現・伝統から未来へ」が1月30日から日本ギャラリー(西57丁目145番地7階)で開催されている。同展では柔らかな光を通して「侘び」の美を感じさせる和紙の照明インスタレーションや、時代の移ろいを映し出す型紙が表現する「寂び」の静けさと奥深さなど、和紙がもたらす日本独自の芸術表現が体感できる。主な出展作家は、柴崎幸次、鈴木美賀子、南辻華奈江、佐藤友泰。

 2月1日、7階同ギャラリーで特別トークセッションが行われた。講演会では、柴崎幸次教授(愛知県立芸術大学)=写真右=と鈴木美賀子氏(画家・美術博士)=同左=が、和紙が世界で高く評価される理由や金彩や型紙のデザインが持つ普遍的な美など、和紙の魅力や可能性について語った。展示は今月21日(金)まで。