シンボルと人間の心
ブルックリンにあるセントフランシス大学(180 Remsen Street, Brooklyn Heights)にて、さまざまな年齢や国籍を持つ23人のアーティストによるグループ展「ウィー・アー・ザ・ワールド」が開催されている。アートコレクターのリーズ・カリーとフランシン・ロジャーによるキュレーションで集められた多様性溢れる絵画、版画、彫刻とともに、在学生によるポートレート写真作品も展示されている。同展に参加する日本人作家は遠藤良子、神野忠介、高氏奈津樹(たかうじ・なつき)、マーク・タナベ。参加者の高氏は「この作品は私がパンデミックから始めた、人が何を信じて生きているのかということをテーマにしたシンプロジェクトの一環で、古代からさまざまな国の信仰など重要な意味を持つシンボルを組み合わせ1つにしたもの。人間の心、アイデンティティー、想像力とアートやデザインは密接な関係があるので、その人が何を見て育ち信じているかなどで、作品の見方や感じ方が変わるのがまた面白いと思う」とコメントしている。
入場無料。展示会最終日の25日(金)午後6時から9時までは、クロージングレセプションが行われる。詳細はウェブサイトhttps://www.sfc.edu/を参照する。