若山富三郎主演の映画「子連れ狼」の特別上映会が25日(金)と26日(土)の2日間、ジャパン・ソサエティー(JS=東47丁目333番地)で開催される。
若山は1929年東京生まれ。子連れ狼シリーズでの激しい殺陣、凄絶なアクションを見せる主役の拝一刀を演じ時代劇の傑作として大ヒットに貢献。第3回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞など受賞多数。92年4月2日に急性心不全により他界した。
70年代前半に劇場公開された若山の子連れ狼シリーズ6作品は、当時人気だった小池一夫・小島剛夕による同名漫画を映像化した日本映画史に残るチャンバラ映画となり、その過激な殺陣シーンは海外映画にも影響を与えた。若山の実弟・勝新太郎がプロデューサーを務め、原作者の小池が脚本を担当、時代劇の巨匠監督として知られる三隈研次監督とタッグを組んだ。上映は英語字幕付きデジタル復元版を劇場公開された順序で紹介する。
上映スケジュールは25日(金)午後7時から「子連れ狼 子を貸し腕貸しつかまつる」、8時45分から「子連れ狼 三途の川の乳母車」。26日(土)は午後3時から「子連れ狼 死に風に向う乳母車」、4時45分から「子連れ狼 親の心子の心」、6時45分から「子連れ狼 冥府魔道」、8時30分から「子連れ狼 地獄へ行くぞ! 大五郎」。
また、チケット購入者は会場で行われるラッフルに参加できる。抽選で2人に漫画『子連れ狼〜オムニバス版〜』(英語版)の第1巻と2巻のセットを、1人に昨年7月に米国で出版された原画のイラストが印刷された『子連れ狼〜ギャラリー版〜』のデラックス本が当たる。
入場料は一般14ドル、シニア・学生11ドル、JS会員10ドル。2作品同時購入で各2ドル割引、全作品鑑賞可能なオールアクセスパスは36ドル。18歳以上対象。チケットは電話212・715・1258、またはウェブサイトから購入できる。詳細はウェブサイトwww.japansociety.orgを参照。