編集後記 安陵さん意識戻る
みなさん、こんにちは。去る10月24日朝、自転車で出勤途中に交通事故(本紙11月11日号既報)に遭い、意識不明で入院していた日本クラブの安陵(やすおか)秀樹総料理長が12月6日、54日ぶりに意識を取り戻しました(今週号1面に記事)。状態の良い日、悪い日はあるそうですが、回復が目覚ましく、安陵さんは家族の呼びかけにもしっかり反応し、これから回復に向けて頑張って行くことを確認できたそうです。安陵総料理長は伏見工業高(テレビドラマ「スクール・ウォーズ」の元となったラグビー名門高)の出身で、当地の社会人ラグビー同好会ニューヨーク・オール・ジャパンの古参メンバー。支援発起人の同ラグビー同好会会長の菅沼俊哉さんは「先週から意識が戻り、コミュニケーションが取れる状態になりました。目は半分くらい開けることができ、声は出ませんが、口を開けて簡単な会話は可能です。手、脚も動く様になり、病院から簡単なエクササイズを課せられています。本当に奇跡的です。これから長期の治療に移行して行きます。まだまだ時間がかかると思いますが、良い方向に向かってます。皆様の温かいサポートが、安陵さん、ご家族の力強い支えとなっております。 引き続きよろしくお願いいたします」と話している。1か月半も意識が戻らずに、絶望の縁からの生還。奥さんと日本から駆けつけた弟さんが懸命の介護をしていたそうです。パンデミック期間中の日本クラブのお弁当プロジェクトで大活躍した安陵さん、メリークリスマス!本紙「週刊NY生活」来週号はお休みします。これから創刊20周年記念新春特別号を作ります。ニューヨークでは一部を除いて今月27日(水)に、郊外は28日(木)に配達になります。年内のうちに発行になる新年号で、またお目にかかります。それでは皆さんよい週末を。(週刊NY生活発行人兼CEO、三浦良一)