編集後記 11月17日 

 みなさん、こんにちは。ニューヨークでは15日、初雪となりました。雪に誘われるかのようにニューヨーク・ホリデーシーズンの風物詩ともいえるラジオシティーミュージックホールの「クリスマス・スペキュタクラー」が本日から始まりました。名物ロケッツとアンサンブルダンサーが繰り広げる華麗な舞台は子供から大人まで楽しめるおとぎの世界です。50人以上が出演するダンサーのなかで唯一のアジア人、しかも日本女性がニューヨークの大舞台に立っています。ダンサーの小高亜梨沙さん(35、東京都出身)。3年前にはブロードウエーミュージカル「王様と私」で渡辺謙とも共演しています。ニューヨークに来て9年目で掴んだ2回目の夢の舞台。1月1日の最終公演まで毎週木曜日以外は連日ステージに立ち続けるそうです。ラジオ・シティーの舞台に立った日本人女性は、私の知る限り1991年に読売アメリカで取材したロッケッツダンサーの丸橋節子さん以来2人目ではないでしょうか。6000人を埋める客席は、マジソンスクエアのような多目的ベニューと異なり、舞台パフォーマンス専用で独自に運営している劇場としてはNY最大の名門です。お時間のある方、おでかけください。それではみなさん、よい週末を。(「週刊NY生活」発行人兼CEO三浦良一)