【編集後記】
みなさん、こんにちは。今週号の1面は、美しい紙面になりました。竹久夢二生誕140年を記念してフィラデルフィアでこの春に開催された音楽会について、フィラデルフィア日米協会の穎川廉副理事長が書かれた原稿に夢二が手がけた大正時代の「セノオ楽譜」の表紙が、岡山県にある夢二郷土美術館の協力で紙面を飾っているからです。ウグイス色と黒のスカーフに、オレンジ色の衣装をまとった女性とスーツ姿の男性がほんのり頬を染めて話している光景はなんとも大正ロマンの雰囲気に溢れています。セノオ楽譜を積極的に紹介している広島県出身のソプラノ歌手の藤井恭子さんが来米し、フィラデルフィアで演奏会をした時のことについて書かれている原稿です。「フィラデルフィア物語」(上)(中)(下)の三部作となるこの短期連載は6月、7月に続き、きっとまた読者を楽しませてくれるに違いありません。ぜひお楽しみください。それでは、みなさんよい週末を。(週刊NY生活発行人兼CEO、三浦良一)