編集後記
みなさん、こんにちは。能登半島地震被災地を救済するための寄付金集めを目的としたアート公演「ファンドレイジング・チャリティショータイム、ニューヨークから北陸へ歌声・旋律届け!」(主催・NY日系ライオンズクラブ)が2月3日夜、NY日系人会で開催され100人近い来場者で満席となりました(今週号1面に記事)。当日の寄付総額は9500ドル。 出演者はMeg Bless(歌)、 浅井賢美& Mambembe NY(パーカッション)、 Adam Robinson(尺八)、 翔士(ジャズ、歌)、 Triple D Dance Unlimited (キッズダンス) 、上井雅代(メゾソプラノ)、 由水 南(ブロードウェイ俳優、歌、石川県人会)、 田村麻子(ソプラノ)、 愛世梨乃(三味線、歌) 、リッチ亀田(マジック)、 阿部公美、市川純子、松井綾香(ピアノ伴奏)でした。NY石川県人会の宮本ボーグ麗会長は「国境を超えてアメリカのたくさんの人たちが被災者を応援していることが伝わり、元気付けにつながると思います」と感謝の言葉を述べました。そしてお正月休みに一時帰省して被災した小山秀子さんは「多くの人から、大丈夫でしたかって聞かれます。大丈夫なわけないですよね、でも、被災者はみんな、大丈夫ですって答えるんです。生きていればなんとかなる、命さえあれば大丈夫だって」。そして会場からは「すごく遠く離れた世界の出来事のように一瞬思ってしまうが、こういう集まりがあると身近に感じ、何かできることがあるんじゃないかなと感じます」(筒井智子さん、在米40年)という声が聞かれました。「ニューヨーカーらしい応援の仕方だ」という声もありました。能登半島地震のこと、アメリカの新聞では報道されませんが、海外にいながらでも、日本人としてできることで応援していきたいですね。それでは、みなさんよい週末を。(週刊NY生活発行人兼CEO、三浦良一)