ブラックフライデー最高

歳末商戦スタート
好景気が消費直結

 年末商戦のスタートとなる感謝祭およびブラックフライデー週末の売り上げが過去最高を記録した。調査会社グルーバルデータ・リテールによれば昨年より5・7%増え、約596億ドル(6兆8千億円、推定値)の売り上げとなった。好調な米国経済が消費に結びついた格好だ。
 伸びを押し上げたのがオンライン購入で、アドビ・アナリティクスのデータによると、21日に買い物客がオンラインで購入した金額は約24億ドル(2726億円)と、昨年比年から31・8%増えた。ほとんどの実店舗が閉まる22日の感謝祭も前の年から28%増えて約37億ドル(4202億円)売り上げた。翌23日の黒字の金曜日の意味から呼ばれるブラックフライデーも、前年比24%増の約62億ドル(7041億円)と、同社予想の約59億ドル(6701億円)を上回った。
 全米小売業協会(NRF)は11〜12月の全小売売上高が前年に比べて最大で4・8%増の7208億ドル(約81兆円)になると予想している。伸び率は過去5年平均の3・9%を上回る見込みだ。