「まるで日本にいるみたいですね」と言った私に対して「いいえ。ここは日本よりも日本的ですよ」と返してきたのは、ワシントンDCからお越しになった表千家同門会米国東部支部の先生だった。 都市公園としては世界一の広さを誇るフ […]
カテゴリー: コラム
「ほぼトラ」回避の唯一の道
2年前の安倍元首相暗殺事件のおぞましい記憶がよぎりました。しかしこちらは悲劇が回避されました。生還はそれこそ神様のおかげとばかりにキリスト教保守派などの支持層はさらに勢いづき、これで「トランプ返り咲きは固い」と株価は急 […]
いま日本は世界中から観光客
夏真っ盛りですね!私は今、日本に帰国中ですが、帰ってくる際に外国人観光客のあまりの多さに圧倒されました。日本に関心を持ち、旅する事を楽しみにしている人が、こんなにも多いのかと嬉しい反面、ここ数十年なかった程の円安の今、 […]
違和感だらけの東京都知事選
アメリカ、とりわけニューヨークの視点から見ていると、今回の東京都知事選に関しては様々な違和感を感じざるを得ない。勿論、一方的に批判してみても意味はないわけだが、国が違うので仕方がないと突き放して終わるとも思えない。その […]
オッペンハイマー、広島被爆者に謝罪
原爆を開発したオッペンハイマーが1964年に広島の被爆者と米国で面会し、「涙を流して、何度も謝った」ことが明らかになりました。NHKが6月20日、この非公開の会談に同行した通訳者の証言を放送しました。2019年に亡くな […]
世界遺産都市で響き合う、日米の魂
ユネスコと連携する世界遺産都市機構(OWHC)が指定する「世界遺産都市」がアメリカに二つある。その一つ目が、2015年に指定されたフィラデルフィア市。街全体が世界遺産の対象である当市には、膨大な数の史跡が点在する。特に […]
オーバーツーリズム批判と文化摩擦
日本への訪日外国人(インバウンド)観光客の数は、既にコロナ禍前のペースを上回っている。2024年に入って3月には、初めて単月で300万人の大台に乗せ、4月もこれに続いている。この勢いだと、2024年は年間で3500万人 […]
報道の自由度70位、日本メディアは真意を伝えず
5月3日、国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」(RSF)は「日本の報道の自由度」世界70位を発表しました。民主党政権時の12位がピークで、以後急降下してきました。しかし、日本のメディアはRSFによる決定理由をほとん […]
竹久夢二140周年記念
コンサート、フィラデルフィアで 大正浪漫の灯火再び フィラデルフィア物語ー息づく日米交流ー 上 竹久夢二が日本人に西洋音楽への興味を広めた功績者であることをご存じでしょうか。大正時代の「セノオ楽譜」は、夢二が手がけた美 […]
膨大な量の有効な努力こそ
米国の大学では、5月に卒業式が行われる事が多く、私がNYで大学院に在籍していた頃もやはりそうでした。卒業式前に何度も事務局から式への出欠を尋ねられ訝しげに思っていた所、なんと式当日に声楽学科のトップは私だと発表され、壇 […]
ガザ攻撃反対の学生運動をどう考えるか?
マンハッタンの北、ハーレムに隣接しているコロンビア大学のキャンパスは、かねてよりガザ問題における両派が対立する中で、学生のデモが激化していた。イスラエルのガザ攻撃の激化、とりわけラファ攻撃が逼迫する中で攻撃への反対派の […]
ブリキの兵隊、再び
「ブリキの兵隊とニクソンがやってきて」で始まり「オハイオで4人が死んだ」で終わるニール・ヤングの『オハイオ』は、1970年5月4日、オハイオの名門ケント州立大学でベトナム反戦集会の学生たちに州兵が発砲し、4人が死亡した […]