新たな総理大臣が誕生しても、1年も経つと支持率が低下しやがて交代に追い込まれる。こうした現象は昭和の末期、福田赳夫政権の頃から延々と続いている。例外は、中曽根、小泉、安倍(第二次)だけで、その他はほぼ全ての政権が似たよ […]
カテゴリー: あめりか時評閑話休題
満員の球場に感じたニューヨーク復興の手応え
3年間我慢していたが、8月末から9月初めにかけて野球見物を再開、短期間にヤンキースとメッツの主催ゲームを観戦する機会を得た。まずヤンキースタジアムに足を踏み入れた時は、豪雨の影響で着いた時には3回表までゲームが進んでい […]
岸田総理には「ニューヨーカー宣言」を期待
8月1日に、岸田総理はニューヨークの国連本部で行われたNPT(核拡散防止条約)再検討会議で演説を行った。懸案となっている核禁条約へのオブザーバー参加の可能性について言及しなかったのは不満が残るが、被爆国として核廃絶を主 […]
今回の「鎖国」、その影響と今後の教訓
6月10日より、まだ規模を限定してではあるが外国人のインバウンド観光が再開された。この間、約2年3か月にわたって続いてきた「鎖国」がようやく終わろうとしている。この「鎖国」の影響は政治経済、そして文化や社会においてジワ […]
入国審査アプリの運用で心配な日本のDX
この5月に久しぶりの一時帰国をしてきた。簡素化されていたとはいえ、入国の諸手続きはやはり複雑であった。中でも現時点でしっかり確認しておきたいのは、入国審査におけるデジタルの利用についてである。本稿の時点でもそうだと思わ […]
「在外邦人の声を一括して国会へ届ける方法」
今年は日本の参議院選挙があり、在外選挙も行われる。今回の選挙にあたっては、以前とは全く意味が違っていることを感じる。以前の在外選挙というのは、いわば在外の観点から日本の国政に関して選択を行なって母国に貢献するという性格 […]
ロシアの核威嚇で不可避となった核シェアリングの議論
ウクライナに侵攻したものの、想定外の激しい抵抗に狼狽したのか、ロシアのプーチン大統領は「核部隊に警戒命令」を出すという行動に出た。この行動は、基本的には言葉を使った軍事テクニックであり、最善の対応はスルー(無視)するこ […]
岸田政権を待ち受ける3つの困難
昨年秋に発足した岸田政権は、10月の衆院選で予想外の善戦を見せて以来、50%を超える安定した支持率をキープしている。当初は、デルタ株がほぼ収束したことでコロナ禍に「一息ついた」ことが政権の追い風となった。その後、オミク […]
日米の選挙結果を受けて、2022年の政局を考える
日本では10月31日の投開票で総選挙が終わり、アメリカでも、11月2日に一部の地方選が行われた。これで両国とも政局が安定したかというと、残念ながらそうは行かない。日本の場合は、岸田政権への信任がされたかに見えるが、総理 […]
岸田新政権の所得倍増論、実現の条件は?
岸田文雄政権が発足した。最大の売り物は、中間層の復権と所得倍増だという。岸田氏の率いる派閥「宏池会」の「創業者」である池田勇人が、1960年に掲げた「所得倍増論」を21世紀の現在に再現しようというのである。 けれども […]
「秋の政局で大きな転換点に立った日本」
菅総理の総裁選不出馬宣言により、日本の秋の政局はややシンプルとなった。仮に総理があくまで続投にこだわり、強引に人事をやり、本当に9月13日前後に解散していたら、事態はもっと複雑になっていたからだ。とにかく自民党総裁選は […]
日本の政局、秋の陣は複雑怪奇
衆議院の任期切れが10月21日に迫る中で、菅内閣の支持率が30%を割り込み危険水域に入った。菅総理は9月の自民党総裁選に勝利して選挙に打って出る構えを崩していないが、盆明けの政局は極めて不透明だ。コロナ禍、自然災害への […]