日本では地方の過疎化がより深刻化している。例えば、全国的にバス運転手の不足が問題となっており、続々とバスの便数削減やバス会社が丸ごと廃業という事例も出てきた。このバスの問題は、大都市部でも同じような問題に直面しているこ […]
カテゴリー: あめりか時評閑話休題
外資の介入なければ動かない日本社会
9月1日付で百貨店の西武・そごうは、セブン&アイから米投資ファンドのフォートレス・インベストメントGに売却された。西武百貨店とそごうは、2009年に持株会社と3社合併してセブン&アイ(ヨーカドーとセブンイレブンを含む企 […]
増えつつある学部段階のアメリカ留学
2000年前後までは、日本人のアメリカ留学は大学院段階が主であった。このトレンドに変化が出てきている。契機となったのは、2018年に起きた「御三家ショック」だ。東京の中高一貫校の中で、特に東京大学への合格者を多く出して […]
アファーマティブ・アクション違憲判決、日本人への影響
連邦最高裁は、ついにアファーマティブ・アクションについて違憲判断を行った。これによって、大学が入学選考にあたってアフリカ系やヒスパニック系の学生を、明らかに優遇することはできなくなった。ちなみに、各大学の名誉のために確 […]
少子化の元凶は異常な教育行政
6月2日に2022年の人口動態統計が発表された。まず出生数だが、2月に発表された年間79万9728人という数字は、実は大甘で、実際はこれを大きく下回る77万747人だった。団塊世代のピークが270万人弱、団塊二世のピー […]
「アジア系への暴力には泣き寝入りするな」
アメリカ社会はコロナ禍からほぼ脱したと言える一方で、アジア系へのヘイト暴力は依然として発生が続いている。5月上旬には、日本国ニューヨーク総領事館から地下鉄における安全対策の「注意喚起」がされたが、3月から4月までの短い […]
日本のカイシャ改革は4月の行事見直しから
日本の文化には四季の移り変わりを楽しむ習慣が濃厚にある。まずは花鳥風月を愛でることに始まり、祭礼などの行事、四季折々の食文化があり、季語を詠み込む俳句という文学まである。こうした季節感は大いに結構と思うが、教育やビジネ […]
問題だらけのアメリカ鉄道事情
ロングアイランド鉄道では、連日大幅な遅延と駅構内の混乱が続いている。原因は、110億ドルを投じて完成した新線、グランドセントラル・マディソン線が開通したことだ。従来、マンハッタン島におけるLIRRのターミナルは、ペン駅 […]
引き続き「円安」で本当に良いのか?
外国為替に関しては予想は概して外れることが多く「一寸先は闇」と考えておくのが正しい。そんな中で、2月10日に発表になると言われていた、日本銀行の人事が明らかとなってきた。黒田東彦総裁の退任が既定路線となる中で、後継は雨 […]
人材の再配置が必要な日本
静岡県の私立保育園で保育士が園児を宙づりにしたりナイフで脅すなどしていた事件では、保育士3人が暴行容疑で逮捕された。これで保育園内部の虐待疑惑は、暴行事件へと進展した。事件を隠蔽した保育園、対応の遅かった市当局も批判を […]
デサントスによる共和党正常化は可能か?
今回の中間選挙では、夏までに行われていた共和党の予備選では、トランプ前大統領が推薦する候補が圧倒的な強さを見せていた。つまり、共和党の現職である議員や知事、あるいは穏健派の候補に対して、トランプ派の候補がどんどん統一候 […]
日本の歴代政権が脆弱なのは「選挙が多すぎる」から
新たな総理大臣が誕生しても、1年も経つと支持率が低下しやがて交代に追い込まれる。こうした現象は昭和の末期、福田赳夫政権の頃から延々と続いている。例外は、中曽根、小泉、安倍(第二次)だけで、その他はほぼ全ての政権が似たよ […]