百万人を超える海外在留日本人で、日本の国政選挙で投票できた日本人が2万人から増えない現状が続いています。(1)遠すぎる在外公館、(2)短すぎる投票期間、(3)間に合わない郵便投票が主な原因です。 実は(3)の郵便投票 […]
カテゴリー: 海外日本人サポート 藤田幸久
在外投票を混乱させる衆議院抜き打ち解散
最近日本では衆議院解散の報道が目立ちます。上院、下院とも決まった時期に行う米国と違い、任期4年の衆議院のはずが約2年半に1回選挙を行っています。近年は抜き打ち解散が多く、海外日本人にとっては立候補者や政策の事前情報不足 […]
原発水海洋放出、スリーマイルと福島の違い
東京電力は8月24日福島第一原発の汚染水を浄化した「処理水」の海洋放出を始めました。国際原子力機関(IAEA)の「国際的な安全基準に合致する」との「お墨付き」を得ての決定です。しかし、政府の「関係者の理解なしには放出し […]
マイナンバーカードは海外日本人の恩恵が先行
2024年5月から海外日本人もマイナンバーカード(以下カード)が取得できることを昨年11月の本紙で報告しました。オンラインでの本人確認や行政手続も可能になります。カードの変更や交付期限が切れても帰国せずに手続きができる […]
在外はネット投票、国内は郵便投票が安全弁
5月16日「在外投票を推進する議員連盟」総会が開催され、新体制で逢沢一郎会長、岩屋毅副会長、青柳仁士副会長、西村智奈美事務局長などが出席しました。私は数年前に会長を務めていました。 海外有権者ネットワークNYの竹永浩 […]
米国籍と永住権の大差を無視する国籍法
外国籍を取得すると日本国籍が自動的にはく奪される国籍法第11条の違憲性や改正を求める二つの訴訟が進行中です。最近も原告側による記者会見やトークが開催されました。その中で認識すべきは米国籍保持者と永住許可証保持者の大きな […]
旅券更新のネット化がネット投票の後押し
河野太郎デジタル担当大臣は3月24日のメルマガで27日開始のパスポートのオンライン申請について次のように説明しました。「パスポートの切替申請がオンラインでできるようになる。申請時と受取時に2回在外公館に行く必要があった […]
国籍法違憲訴訟は1勝1敗
東京高等裁判所は2月21日国籍法11条1項を合憲とする判決を下しました。しかし、一審で門前払いされた原告2名に門戸が開かれた点は画期的な勝利で1勝1敗といえます。 これは、スイス在住の野川等さん他が外国籍を取得しても […]
在外投票ネット以外に他策なし在外投票
在外ネット投票導入法案は、林芳正外務大臣、河野太郎デジタル担当大臣、逢沢一郎自民党選挙制度調査会長が相次いで賛成を表明したにもかかわらず、今の国会での提出が暗礁に乗り上げています。与党内での反対意見が強いためで、その主 […]
海外在留邦人のマイナンバー取得は2024年5月
マイナンバーカード(以下カード)が日本国内で保険証と一体化されることが発表される中「海外に住む日本人はどうやってカードを取得できるのか」との質問を頂きました。 結論は、保険証との一体化に先立ち2024年5月から取得 […]
河野太郎大臣、在外ネット投票に意欲
河野太郎デジタル相は9月20日の日本記者クラブの記者会見で「次の国政選挙には(在外邦人の)選挙人登録と、できれば投票までをオンラインでできるようにしたい」と述べました。「7月の参議院選挙での在外邦人の(実質的な)投票率 […]
日本国籍自動はく奪違憲訴訟
海外日本人サポート 藤田幸久(6) 前回ご紹介したように、外国籍を取得しても日本国籍が自動的にはく奪されるのではなく「日本国籍を保持するかどうかを自分で選択できる」よう国籍法第11条の改正を求める訴訟が次回9月6日に開 […]