五木寛之・著 幻冬舎・刊 作家の五木寛之が車好きだとは全く知らずにこの本を読んだ。1970年台半ばくらいから彼の名前を知るようになり、直木賞を受賞した『蒼ざめた馬を見よ』(67年)や吉川英治文学賞を受賞した『青春の門( […]
カテゴリー: 書評
横尾忠則その創造と歩み
南雄介・藤井亜紀・監修国書刊行会・刊 横尾さんと初めて会ったのは、記憶が正しければ1981年くらいロサンゼルスの郡立美術館でリサ・ライオンをテーマにした個展をされた時だから、かれこれ40年近く前になる。その前年1980 […]
我が追憶のラブストーリー
山村美智・著幻冬舎・刊 元フジテレビアナウンサーで女優の山村美智さんの新著『7秒間のハグ』(幻冬舎)の出版記念バーチャルレセプションが10月27日に日本と全世界を結んで行われ、216人が参加した。同書は、山村さんの夫で […]
日本企業版DXは武士道精神で
黒川通彦 平山智晴 松本拓也 片山博順・編著日本経済新聞出版・刊 最近よく耳にするDXとは、デジタルトランスフォーメーション(変革)のことで、一般的にはIT導入やIT活用と思われがちだが、本書では「企業文化変革」である […]
逆境乗り切る知恵満載
冨永照子・著TAC出版・刊 ニッポンおかみさん会会長で、協同組合浅草おかみさん会理事長の冨永照子さん(84)が書き下ろした、生きづらいこの世の中を駆けるヒントが詰まった本書『おかみの凄知恵』。浅草仲見世老舗「十和田」四 […]
日米の認知の差を埋める必読書
北丸 雄二・著人々舎・刊 ニューヨークで暮らしていても「LGBT(Q+)」のことはよくわからない、いまさら聞くのも面倒だ、と思っている日本人コミュニティの住人は少なくない。けれどニューヨーカーだって30年ほど前までは同 […]
ウルトラの原点を作った男
成田 亨・著羽鳥書店・刊 ウルトラマン。 世代を超えて、誰しもがその姿を思い浮かべることのできるキャラクター。あのデザインの基を生みだしたのが、成田亨(なりた・とおる/1929〜2002)という芸術家でした。画家・彫 […]
吐き気をもよおす人権弾圧
櫻井よしこ、楊逸、楊海英・著 ワック株式会社・刊 ネットで日本の新聞広告を見て、面白そうな本が出たなと、編集部の書籍担当スタッフに、紀伊國屋書店のニューヨーク本店から、本紙の書籍用貸し出し本の一つとして持ってきてくれる […]
同時多発テロ報告書全和訳へ
住山 一貞・著ころから社・刊 米国同時多発テロで当時富士銀行勤務だった息子の陽一さんを失った東京都在住の住山一貞さんが、米国がまとめた報告書を日本語に翻訳し、さらに解説をつけた本が6月25日にクラウドファンドの目標金額 […]
人生はモザイクの彩り
今井 千恵・著日経BP・刊 1999年2月。世界のファー関係者が注目する「ファー・ファッション・ウイーク1999」がニューヨークのメトロポリタン・パビリオンでスタートする運命の瞬間が迫っていた。今井千恵さんは、緊張のあ […]
NYを前衛のリングに
篠原有司男・著東京キララ社・刊 美学生交友録とでもいうか、インターネットもファックスもない、国際電話すらかけることのできなかった時代、でもそれほど遠い昔でもない60年代前後からの男の友情を記録した書簡をもとに一冊にまと […]
杉原氏以外にも「命のビザ」
北出 明・著株式会社パレード・刊 第二次世界大戦中、6000人ものユダヤ人を救った日本人といえば、センポ・スギハラ、杉原千畝(すぎはら・ちうね)と言う名前を、日本人なら今では小学生でも知っているほど有名になった。 杉 […]