ニューヨーカーは信号を守らない。左右を確かめ、車が来なければ、すたすたと道を横断する。いや、車が来ていても、接触しないほどの距離があれば、十分だ。 接触しそうでも、車よ、止まれ、とばかりに悠々と歩いていく人も多い。 […]
カテゴリー: BOOKS
何をやっても怒られません
和田秀樹・著 青春新書・刊 日本は、会社勤めの勤労者なら、60歳という一般的な定年制度があり、その後5年間は、同じ会社の名刺を使いながら、役職が取れた配置転換などの中で「元は私◯◯にいまして」という前置詞がついての名刺 […]
つげ義春の妻が描いた絵日記
藤原マキ・著 ライアン・ホルムバーグ・訳 DRAWN & QUARTERLY・刊 この本は、早逝した「状況劇場」の女優で、つげ義春の妻、藤原マキが綴る絵日記とエッセイ『私の絵日記』の英訳本だ。つげとの […]
あの日の散歩道 ニューヨークの魔法
今朝も空は真っ青で、ハドソン川の川面には太陽の光が反射し、輝いている。ヨットがゆったりと行き来する。 こんな気持ちのよい日に、部屋で執筆? 神様がくれた最高のプレゼントではないか。 そうだ、フェリーに乗ろう。 ガ […]
日本人の精神性ここに
稲垣沙織・著 ワンピース・ブックス社・刊 何か大事なことをする時は、なぜか部屋を掃除したり、台所を片付けたり、机の上を綺麗に整頓したり、一見関係のないことをしてしまう。そんな心の準備をして、気持ちを整理してから大事な一 […]
米社交会を魅了した日本人画家
デイヴィー美代子・編著 吉備人出版・刊 ニューヨークで活躍した日本人芸術家と言うと、イサム・ノグチ、草間彌生、国吉康雄の名前はすぐに浮かぶだろう。しかし、その国吉と同じ時代の20世紀の初頭、岡山から海を越えアメリカ社会 […]
最悪なダンスのお相手 ニューヨークの魔法
私の場合 近くの人とペアになってください、というインストラクターの呼びかけで、ラテン系の青年が私の手を取った。 マンハッタンではときどき、誰でも参加できる無料のダンス教室が開かれる。 昨年のある夏の夜、四十四丁目辺 […]
粋 TOTONOE
稲垣さんNYで出版記念講演 心と身体を整えて磨く「粋な女子道」の創始者で、 2011年から粋な女子道講座を日本で開講し、企業研修や小学校での特別授業など行っている稲垣沙織さんが3月21日、ブルックリンで英語本「IKI […]
最悪なダンスのお相手 マリーパットの場合
モンティの華麗なステップに、マリーパットがひと目ぼれした。 ふたりが出会ったきっかけは、社交ダンスだった。 モンティと一緒に踊れたときには、胸が高鳴ったわ。でも、踊りたくもない相手に当たったら、最悪よ。 […]
粋整える、日本人の精神性を英文書籍で出版
NYで 21日、出版記念トークイベントを開催 粋な女子道創始者の稲垣沙織さん 心と身体を整えて磨く「粋な女子道」の創始者で、 2011年から粋な女子道講座を日本で開講し、企業研修や小学校での特別授業など行っている稲垣沙 […]
羊のお頭
夫と入ったギリシャ料理店で、その日の日替わりメニューを見る。 kefalaki(ケファラーキ)と書かれている。 マンハッタンの東側を流れるイースト川を渡ると、そこはクイーンズ区だ。マンハッタンにほど近いアストリアに […]
Prayers for Japan 日本への祈り
二〇一一年三月十一日のあの日を、私はニューヨークで迎えた。朝起きると、日本にいる家族からは無事を知らせるメールが、私が東京にいると思っていた友人からは安否を尋ねるメールが続々と届いていた。 あわててテレビをつけると、 […]